外の世界は、自分の内面の投影だ

普段人は、自分に向かう時間はあるのだろうか？

あまり無い気がする。お腹がすいたら、

自分の内面にいくら向かっても、腹を

満たしてもらえないから。お金も稼げないから。

乳幼児はどの様に世界を把握しているのか

知りたいなと思う。最初は母親と自分との

違いに気付いていないし、母親は必死に

乳幼児の顔色をうかがっているので、

少しの変化も見逃さない。乳幼児は

自分の内面で食べ物探し始めたら、母親との

テレパシーを通じて、見事に自分の中で

食事が探せるのではないかと思う。

成長につれて、子供は徐々に自分の内面を通じて

他人とコミュニケーションすることを忘れて、

普通に声を出して話すことが楽になる。

もちろん、会話を通じて、十分なコミュニケーションが

とれる人は問題ないが、コミュニケーションの下手な人は

乳幼児の時代に使っていた内面に向けた母親との対話を

思い出して、他人に心の奥底で話しかけることを試みると

面白い変化が現れるでしょう。

但し、少々の瞑想の訓練がないと

意外と効果が期待するほどでないかもしれない。

最近、量子論が、西洋の神秘学をサポートするように

なった。神秘学が昔から公然に述べていた事実は

量子物理学によって実証されている。即ち人間も

他の物質もすべてエネルギーであり、全ては、同じ物質、

電子を素としている。電子は宇宙の素でもあると言われる。

全人類は魂のレベルで繋がっている。たまにセミナーを

行うと、必ずこのつながりを参加者に実感してもらうための

実験をさせていただく。参加者の驚いた顔は、いかに

日常生活で、孤立しているつもりで、皆動いているか、

証明している。

人間は皆つながっていると分かると、他人との

コミュニケーションが、言葉で上手くいかない場合、

魂のレベルで対話すればいいということに気づく。

しかし、通常の人だと、自分の内面を見た人はいないのかな？

一つ、自分の心臓を見る練習がある。

息を吐ききって、ゆっくり息を吸いながら、

呼吸を整える。

ゆっくり呼吸しながら、頭のてっぺんに

集中して、シャワーの温かいお湯がゆっくり

頭のてっぺんから、頭全体、首、肩、両腕、

胸、背中、お腹、腰の前後、太もも、足の指

までに流れていき、すべての筋肉を柔らかくしていく

自分の姿をイメージする。

全身に電流が流れるぐらい、リラックスしていく。

ストレスが吹っ飛んでいく、体の感覚に気づく。

そして、自分の心臓に集中する。まず自分の心音を

聴く。心音が聞こえてきたら、心臓に向かって感謝の

一言をいう。

次に心音を聴きながら、心臓の中に見えてくる風景に

気付く。目を閉じて、心臓の風景をまぶたの裏に

映るように見る。人によって全然違う風景を見る

ので、記憶できるようにしっかりと見てもらいたい。

ある人は、砂漠のような風景をみた。他の人は

寂れた町の風景をみた。また違う人は緑の谷を

みたという実例がある。

砂漠や寂れた町の風景をみた人に対して、その風景に

太陽の光を当てるように指示があった。太陽の光を

浴びた砂漠が、徐々に姿を変化させた。緑が現れて、

真ん中を細い川が流れるようになり、非常に緑あふれる

綺麗な場所に変化した。

同じように、さびれた町をみた人も太陽の光線をあびせて、

町に緑と青空が戻り、活気溢れる、自然の豊かな街に

変身した。

そして、緑の谷を見た人にも念のために太陽の光を

谷に注ぐように指示があり、緑の谷に数多くの花が

咲き乱れ、既に綺麗な風景が、ますます活気を

あらわした。

心の中が雨模様で、あるいは砂漠になってしまっていると

通常に「現実」と言われる日常の世界もそれに合わせて

人間関係や仕事は雨模様になったり、砂漠になったりして、

本人を苦しめたりしているので、外界を変えることは

難しいならば、せめて心に現れている風景に太陽の光を

一日一回ぐらい照らしてあげましょう。

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