人間としての会社を経営する

社員と役員にアンケートをとって、

会社を人間に例えながら質問に答えて

もらうと、かなりの差が現れる。


ほとんど、どの会社をとっても、

社員と役員は違うイメージで

会社を見る。そのイメージを

顧客に確認すると、社員の印象

と非常によく似ている。


特に創業者社長だと、会社を

作る時に、特別な思いがあって

設立する。その結果、会社が

当時の思いに応えているものだと

信じ込んでいる。


ところが、現実は少々違っている。

会社は子供のようなものだ。親の

特徴と考え方を受け継いでいるが、

独自の命があって、親と異なる性格・

性質をもつことが多い。


そこで、役員と社員の見方が変わって

くる。



会社でよく「顧客満足」、「CSR]や

コンプライアンス」と騒がれているが、

「社員満足」を宣伝文句にしている会社

は非常に少ない。


社員は「大事だ」と言いながら、多くの会社は

形ばかりの福利厚生の仕組みを組み立てて、

いざ使おうとすると、いかに使えない

代物だったのか、初めて気づくことになる。


ところが、会社を人間として見て、福利厚生の

意味が変わるのかな?何が現われてくるのかな?



今は禁煙とかメタボとで騒がれている。

仕事を一所懸命にして、無理をしすぎると

過労死の問題がでる。


体調不良が続いても、検査や治療を始めない

人は、重い病気にかかって、他界すること

だってある。原因は、体の不調に気付かず

仕事で無理をしたことにある場合が多い。


じゃ、今度は会社を人間として見てみよう。

会社は体力あるのか?

柔軟性はあるのか?

社員の面倒をよく見ているか?


社員は会社にとって、体の細胞や器官である。

器官に病気が生じる場合、入院する必要が

出るかもしれない。


入院する患者を出した会社は、免疫力が

弱った人間だ。体力作りにだけ集中しすぎて、

からだ全体の調子を見ないで、突っ走って

しまった人が緊急入院をすると非常に似ている。


会社にとって、社員は正に肉体である。肉体が

病んでしまえば仕事にならない。従って、仕事が

ちゃんとできるために、会社の体=社員は元気

でなければならない。


普段会社の診断を行う場合は、会社を人間として

見る人はいないと思う。そのために、収益に

走ったり、ITの重要視をしたり、人間のやることに

拘っているが、体の調子を重んじることは忘れてしまう。



社員一人ひとりの調子は、会社の体の調子を作る。

こんな重大なことを見落としてしまったら、

取り返しのつかない事態が発生するかもしれない。


会社を経営されてる方々は、是非自分の会社を

人間として見ていただいて、しかも、自分の子供

だと理解していただきたい。その子供はちゃんと

育っているのか見るのも楽しい。


このような見方は、コンサルティングより重要な

発見と解決方法を教えてくれるではないかと感じる。



今日も会社が元気に活動していることに感謝!


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