実例で失業⇒天命⇒天職のプロセスをみよう
実例のコメントをいただきましたので、
もう少し具体的に天職の見つけ方を考えたい。
先ず失業。
決して、失業は本人を打ちのめすためのもの
ではない。そう感じられるのは無理ではないが
失業は自分の本当の姿に気づかず、しつこく間違った
方向に進んでしまうから、ショック療法をしないと
いつまでも本領は発揮してくれない。一種のラブレター
です。
次は天命。
どのようにして天命を発見すればいいのだろうか?
ここは日本の伝統がかなりすぐれた答えを出してくれています。
古神道です。知れば知るほど、いかに優れた思想であるか
感銘を受けてしまいます。この詳細は 出口 光 先生の
本「天命の暗号」と「聴き方革命 スーパーリスニングならすべてはうまくいく」で説明されています。
基本になっているのは一霊四魂の思想です。
一霊は直霊(なおひ)
四魂は:
1) 荒霊(あらみたま)
2) 和霊(にぎみたま)
3) 幸霊(さちみたま)
4) 奇霊(くしみたま)
この思想は心理学のパーソナリティ論と個人的に
交流分析(TA)にも共通しているという印象を受けた。
上記の漢字を見て、正直意味合いはピンとこない。
出口先生の言葉をお借りして説明したい。
人間は基本的に4つのタイプに分かれます。それぞれの
タイプは
1) 「勇」の達成的傾聴の人間
特徴は:
➢ 人生観:物事を達成させるために行動する人生。
究極は大義
➢ 価値観:達成本位:行動すること、達成することが大切
➢ 聴き方(判断材料):できるかどうか
➢ 批判される時の文句:単細胞、無茶をする、何も考えない
➢ 思考:やってみないと分からない、やるしかない
➢ 不安:だれも付いてこない、孤独だ
➢ 独り言(心の秘密):邪魔するな、潰してやる、このやろう(ちょっとしたことで邪魔されたと決めつけてしまう)
➢ 使命:物事を切り開き、導く尊い使命
2) 「親」の親和的傾聴の人間
特徴は:
➢ 人生観:自分を律し周囲に平和をつくる人生 究極は大和
➢ 価値観:関係本位:調和を保つこと、時間・ルールを守る
➢ 聴き方(判断材料):自分の役割は何か、関係あるかどうか
皆の為になるかどうか
➢ 批判される時の文句:自分がない、自分の意見がない、何考えているのかわからない
➢ 思考:皆に迷惑じゃないか、相手に悪いんじゃないか、用意周到、段取り
➢ 不安:仲間外れにされる、皆の役に立ってない
➢ 独り言(心の秘密):迷惑かけるなよ、空気をよめよ(ちょっとしたことで場を乱されたと決めつけてしまう)
➢ 使命:集団の中で役割をはたし、繁栄をつくる尊い使命
3) 「愛」の献身的傾聴の人間
特徴は:
➢ 人生観:互いに必要とされ幸せな環境を作る人生 究極は大愛
➢ 価値観:愛情本位:気持ちが通じるかどうかが大切
➢ 聴き方(判断材料):何をしてあげられるだろうか、好きか嫌いか、気に入るかどうか
➢ 批判される時の文句:自分勝手、迷惑をかける、余計な御世話、話が長い
➢ 思考:何をしてあげられるか
➢ 不安:嫌われている、必要とされていない
➢ 独り言(心の秘密):許せない、同じ空気を吸いたくない(ちょっとしたことで嫌われたと決めつけてしまう)
➢ 使命:人を育てたり癒したり、物事を創造する尊い使命
4) 「智」の評価的傾聴の人間
特徴は:
➢ 人生観:自分なりの美意識を貫き、興味を探究する人生 究極は真理
➢ 価値観:興味本位:美しいこと、理解できること、面白いことが大切
➢ 聴き方(判断材料):理解できるかどうか、美しいかどうか
➢ 批判される時の文句:冷たい、理屈ばっかり、評論家、考えてばかり行動しない、臆病
➢ 思考:失敗したくない、無駄をしたくない、こうすればよいのに
➢ 不安:能力がない、底が知れる、バカだと思われたくない
➢ 独り言(心の秘密):バカ、センスがない(ちょっとしたことで間違いを探してしまう)
➢ 使命:物事の真理を探究する尊い使命
四つのタイプは揃いましたが、コメントのBrianさんはどのタイプでしょうか?
職場環境とか仲間関係を取り上げていますけれども、(2)の親和的傾聴の方でしょうか?
失業したという事実がなければ、そうとも思えますが、失業は示す方向性は
本人はかなり和と調和を大事にされています。
しかし、このような言葉がありました:
「私個人としては、死ぬまで「天職」について、ひたすら問い続けることに
なると思います。」
これは(1)「勇」の達成的傾聴の方の不安を表わす言葉です。
達成型人間は、とにかく「開拓」と「導く」、達成する
大きな天命を背負っています。
じゃ天職は?
これは本人に見つけていただくことになります。しかし、
失業したということは、自分で自分の仕事、天職を開拓して
切り開くしかありません。
何をすればいいのか?趣味を全面的に生かせて、大好きなことを
ビジネスにしてしまう。
Brianさんは飛行機が大好きだと前提すればどのような仕事が
考えられるのか?
熱狂的な趣味は本人の「生きる理由」を現しています。
飛行機はどのように自分の人生課題を解決させているのだろうか。
プロフィールと同じ様に、一言で定義しますと何になりますか?
収入の道は?無限にあります。
1 飛行機に関するあらゆる情報提供
2 飛行機写真集・解説書の作成・販売
3 関係小物、お土産のオンライン販売
4 飛行機会社の評論家・書評家
5 飛行機・空港模型の制作・販売
6 飛行機整備関連業務(代行業務?)。整備用中古機会販売
7 プライベート・ジェットやプロペラ小型飛行機のブローカー
8 大型飛行機のブローカー?
9 プライベート・ジェットの運営会社?(チェコに良い小型機があります)
10 格安或いは高級航空会社?
11 航空会社のコンサルタント?
12 空港管理会社のコンサルタント?
13 パイロット学校
14 パイロット学校に行きたい人の為の留学アレンジ等
15 フライトシミュレーション機会製造・販売・リース
16 フライトシミュレーションのソフト制作
17 航空会社向けケータリング、清掃、乗務員のケア等々
18 小型飛行機メーカー、新型飛行機開発
19 使われなくなった飛行機の再利用。(アフリカに夥しい数の古い飛行機が環境汚染をしていました)例えば、飛行機の機体を使ったキャンプ場とか、飛行機の博物館等々
20 古い飛行機から部品を取り出して再利用を進める等
他にも必ず可能性があります。しかし、収入の手口を作らなければなりませんので、
直ぐに出来るものからスタートし、収入得ることにしましょう。
そして、徐々に幅を広げて、本格的にやりたい事業に取組めばいいと思います。
本を書くことにしていますので、飛行機専用の自分メディア作りと
海外メディアへの記事投稿をお勧めします。英語の文書に自信がなければ
サポートします。
飛行機の舞台は世界ですから、飛行機を必要としている世界に住居を移すことも手だと思います。
具体的な解決方法は個別に話を進めましょう