自分を知ることは天職への近道

毎朝、目が覚めると自分という人間がいる。

眠かったり、調子悪かったりすることも、

元気に目覚める時もある。しかし、鏡で見える

なれた顔はどの様な人間を指しているのだろうかと

考えてしまう瞬間がある。


自分という人間はどの様な歴史を背負っているのか、

考えてみれば、知識は自分の代に限られているな

と認めざるを得ない。


すでに他界した両親の歴史は部分的にしか知らない。

なのに確実に両親の特徴は受け継いでいる。

20年以上に親と離れて生活をしていたにもかかわらず、

親父と全く同じ行動・言葉使いをしていることに気付いて

驚いた瞬間、今でもはっきりと覚えている。


何千キロ離れても、全く同じ特徴を身につけている。

離れて生活してここまで似てしまうならば、一緒に

生活している親父の親父はどの様な人間だったのだろうか?



もう一つ不思議なことがある。息子は私の弟の体特徴と

妻の父親の体特徴を受け継いでいる。あまりにも珍しい

特徴なので、何代前に始まったのだろうか?


自分の特徴だと思った体の特徴、あるいは言葉、考え方は

実は、自分の先祖から受け継いでいた。自分の強みに

なる特徴や言葉、考え方ならばありがたいが、あまり

自慢できな、好きじゃない特徴だとすれば、困ったもの

ですよね。


既に亡くなった方々から受け継いでいる特徴ならば、

細かい比較やどこから来たものなのかなかなか分からない

と思います。


じゃ、分からないままで、いやな特徴に支配されればいいのか

と考えれば、とてもじゃないけど、なんとか改善する必要が

ある。何をすればいいのか?


自分を知る旅に出るという方法がある。

地道で自分の言葉、考え、感情を観察して

一冊のノートにまとめていく冒険を提案したい。


自分のものであるか、違う人から受け継いだのか

分かれば、記録して、それぞれの言葉、考え、行動を

評価し、続けていきたいか決断していく作業です。