自分をもっと知る

女性の場合は母親をよく観察したら

かなり自分のことが見えてくるはず。


昔、小学生を教える機会が多く、

小学生の女子の母親を知らなくとも、

行事にいらっした時は、どのお母さんが

どの子の親か見た瞬間で分かりました。

しぐさとか顔の表情とか、話し方は全く同じでした。


小学生の女の子とその子の母親はうり二つです。

毎回いかに似ているかと見て驚いていましたし、

楽しみにもしていました。


時間は経つと少しは母親との共通点が本人の個性

の背後に隠れるようですが、やはり女性は母親に

非常に似ています。自分の親を少しさめた目で見る

ことは、自分を知る大きな手掛かりになります。


男の場合はそこまで似ている外見の要素は感じられなかったが

男の子は父親と内面的に非常に似ている気がしています。

喧嘩していても、親父は嫌だと思っても、生き方とか

仕事などは同じになるか、逆に見えても、結局は延長戦を

歩んでいることになる。


たまに特徴は似ていないなと思う場合では、お祖父ちゃんとか

もう一つの世代を遡りすると意外や意外、そっくりだという

発見はある。


私たちは、自分一人で生きているつもりでいても、実は自分の

性格、興味、好みは、自分のものではなく、数えきれない程の

世代に渡り祖先から受け継いだものです。この受け継いでしまった

特徴は自分を失業に追い込んでしまったということは、一族の

血で流れていた否定的なものを肯定的なものに替えて、自分だけではなく

先祖から来ている流れの中でも好転の変化を起こすことが出来る。

失業は、そのきっかけに大いになり得る。


そして、もう一つ非常に大事なことができる。祖先から受け継いだ

多くの特徴に気付いたら、無意識のうちにただ、ただ特徴を

繰り返すのではなく、今度は特徴の中から自分の好みで特徴を

選び、更に今までに一族に無かった特徴を身につけていくことも

出来るようになる。無意識ではなく意識的な生き方が出来るという

わけになります。