企業の強大化と感謝の欠如と世界不況

最近、買い物して、食事をして、

道を歩いて、電車に乗って、人が

「感謝する」という行為を見ないな

と最近気づいた。


今日、スーパーへ歩いて行く時に、

途中にある BMW のディーラーに

差し掛かった時に、後ろから黒い

BMW が走ってきた。こちらが交差点に

差し掛かっていたので、交通ルールでは

歩行者でなくとも、こちらが優先だった。



ところが、世界中で運転してきた経験

から、優先よりは、安全を重要視している

おかげで、交通違反をして、割り込んできた

BMW接触することを避けた。運転手の顔

を見ようと思って車を覗いたら、ディーラー

の修理工さんが運転していた。



非常に悲しくなった。その修理工さんは

自分の仕事に対するプライドがなく、

高級車を扱う仕事があるおかげで

生活できていることは全然自覚していない。



あったのは、高級車にのる人の特有の

優越感。高級車に乗っている人は、

歩行者より偉いと自分の劣等感に

よる思い込みを全面的にあらわした。



本人はこのちょっとした、感謝の

無い「優越感」を味わいたい為に、

車が売れない時代で、お客を失って

しまった。



強大企業の為に働くと、自分でお金

稼いでいる感覚は薄れてしまう。

自分のちょっとした行動は売上を

どのように左右しているか、感覚は

出来あがってこない。



個人商店、工場だと、少しでも失敗

したら、お客を大事にしなければ、

売上が急激に減ることを肌で感じている。



その意味では大企業では、お客様への感謝、

売り上げへの感謝等々を教える・体験させる

場がない。

しかも、株式会社になると、はっきりとした

オーナーもいなくなる。株主はどちらかといえば

投資に対する利益を求めているので、感謝に

興味あるかといえば、大半の株主は会社ではなく、

投資の利益への関心がはるかに高いので、強大な

組織にもかかわらず、仕事、建物、商品に対する

感謝がなくなる。非常に寂しい話だ。



駅に行くと、鉄道会社は強大化しないと生き残れない。

車内のアナウンスで儀礼的な言葉を数分ごとに

繰り返す場面はあるが、心から溢れてくる感謝は

感じられない。駅で用事があると、大半気分を

害してしまう結果で終わる。



最近、中学校と関わることが多くなって、

呆れるばかりの体験している。非常に

綺麗なキャンパスの学園なので、企業での

経験で、教育内容にも期待してしまった。

国際教育に挑戦するというから、尚更

期待して、どんな素晴らしい教育を

編み出してくれるのかとわくわくしていた。



ところが、ふたを開けてみると、初歩ミスばかり。

しかも、殆どのミスは、国際コミュニケーションが

なっていないことに理由がある。まず、本当に

国際的な経験を持つ先生もスタッフもいない。

これ自体は大した問題ではないので、こちらが

インターナショナル・スクールを設立した経験が

あるので、喜んでサポートすると名乗り出ても、

邪魔者扱い。



教え方を見ると、子供に学び方を教えることも、

学び方を助けるスキルを育てる教育もなく、

通信教育とそれほどやり方が違わない方法が

用いられていたので、学校と企業での教育

経験を先生方とシェアーしても、聴く能力が

無い。



結局、既に2年間試行錯誤を繰り返しているが、

結果として、ひとつのクラスの生徒たちの人生

の2年間を台無しにしてしまった。



あまり知られていないが、組織、企業は

人間と変わらない、人間と同じものだ。


人間の姿はしていないが、同じ様に体が

あって、心・意識があって、そして、魂も

ある。残念なことに、人よりスキマを

生じやすい存在だ。



構造的には、体の役割は企業の建物が果たし、

内臓の役割は人間から成り立つそれぞれの部署。

血液の役割は物流と資金繰りが担っている。



内臓の構成部分である人間は十分な栄養と

ケアーをもらわなければ、ストレスが

たまりすぎて、病気が発生する。結果として

大きなスキマが生じる。個人のおーなーは

直ぐにスキマに気づき、対策を取ることが出来るが

大企業の場合は、スキマが生じても、オーナーが

現場見れることは難しいし、役員・管理職全般的に、

われ関せず、という意識でいる。



結果として、バランスを保つために変なものが

スキマに入り込んでしまい、すぐれた組織が

中から腐敗していく結果になる。人間の場合は

ご先祖様の供養を行えば、立ち直ることは可能だが、

企業・組織が行う感謝供養は、おそらく、まだ形作られて

いないので、企業に対する新型コンサルティング

の分野をスタートさせることになる。



今のところは企業の供養として、お寺に寄付したり、

お祓いを受けたりしているにすぎないような気がする。

お金が絡んでしまう以上、正しい供養になりえないので、

力が衰えていくことになる。


企業の内臓を構成しているメンバー(人間)が一人一人

感謝すれば、対象法になるのか実験する価値がある。


仕事があることに感謝!

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