日常の生活こそは聖なる時間

日本の伝統工芸を見る度に

職人さんが作る場の素晴らしさ

に感銘を受ける。


伝統工芸じゃなくともいい。

町工場の熟練工の仕事ぶりを見ても

同じ感銘を受ける。


仕事の時間は完全に聖なる時間

になっているから。仕事に集中している

熟練工あるいは職人は、見事な瞑想の

場を作っている。目に見える作業は

体が担当して、意識は目に見えない

材料と道具の心と会話をし、魂が

別の次元で、作る商品の魂と会話を

している。そのように出来てくる

商品は、品質の面でも、デザインの

面でも、大変優れたものが生まれる。

正に、誕生の過程をみているという感じが

する。



そして、弟子たちは、その場に一緒にいる

ことによって、無意識のうちに、商品の魂

と出逢える奇跡に遭遇する。大変貴重な

経験だ。そして、徐々に、彼らも、独自の

会話を始める。表で行われている動作よりは

背後で行われている、異なる次元への旅は、

本当の修業である。


最近日本人は、目に見える技術に囚われて、

魂同士の会話に気付いていない。大変さびしい

現状だ。



日本の伝統工芸、他の伝統技術、そして、古武道等は

現在の問題解決へのヒントを沢山潜んでいる。少しは

昔の伝統を顧みて、現代版として使う動きが出ているが、

どちらかといえば、それは、大企業の研究で得た答えだ。



少しづつ、この知恵は一般の家庭でも使われると、日常の

普通の時間に感謝が生まれるし、活かしていただける空間

が出来る。子供は伸び伸びさだてて、自立も出来るようになる。

余裕をもった日本の社会が生まれるのかもしれない。



人やものと技術等との魂同士の会話に感謝!

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