死に直面したら、地位が重要かそれとも感謝?

現代の社会で、戦争に出かけて戦うことは

想定に含まれないと思う。自衛隊に入隊

した人ならば、多少戦いを覚悟しなければ

ならないだろうが、死の覚悟をしながら

毎日を生きるということはあまりないと

思う。



自分の死の瞬間を覚悟している本人でも

選ぶことができない。終わりだと思っても、

予測できない出来事が起こり、延命する

ことはある。逆に何もない時に、急に

死が訪れることはある。



死を意識しないとはいえ、人間は奥底に

死への恐怖がある。中々自由伸びのびの

行動ができない人間は、実は、死に対する

無意識の恐怖に止められている。身動きが

取れないので、自分を守り、自分を前進

させてくれる力を探すようになる。そこで

霊的な世界、霊能力へのあこがれが芽生える。



自分が強くなりたい、自分が周りより偉くなりたい、

周りの人より、自分が優れている人物だと

証明したいあまりに、超人的な力・能力を

求めてしまう。しかし、この力は、周りの

世界を少しでも良くするためのものではなく、

優越感を味わうための願望にすぎない。

そして、悲しいことに、そこに不満以外、

肯定的な感情はない。感謝の気持ちの代わりに

攻撃心が隠れている。



世界を救いたい、人を癒したいとよく口にします。

しかし、実際のやり方を見ると、他人を助ける

よりは、自分がいかに能力があって、いかに

優れている人物で、この「かわいそうな人たちを

救ってやる」という優越感がチラッと見えたりする。



増して、哀れな人たちを救ってやる代わりに、

お金をもらわなければやっていけない。

そのような人は本物じゃないとか、インチキだ

などのようなことを言うつもりはない。



本物で、一所懸命頑張っている人が9割以上

だと思う。だが、霊的な施術の代わりにお金

をもらうということは、自分が施術を行っている

錯覚を起こす恐れを含めている。



本物であればある程、霊的な作用は施術者の個人

の力によるものではなく、背後にある霊の力に

よるものである。お金をもらわなければならないのは、

施術者ではなく、背後の霊だ。人間は道具に

すぎない。道具がお金をもらって、サービスを

提供した者は代金をもらえないなら、どうなる?




霊能者が道具であることを忘れたら、終わりだと

思う。お金をもらい始めたら、自分がやっている

という錯覚が強くなり、資金繰りを考え始めて、

もっとお客さんを増やさなきゃという思いが

自然にわいてくる。無意識のうちにお客がまた

戻るように、願を掛ける、というよりは、

同じ、あるいは違う症状が数ヵ月後にまた

あらわれるように仕組むようになる。意図的

じゃなくとも、深い無意識のうちにこのような

細工を施してしまう恐れがある。



ところが、霊的な世界にかかわるということは、

度々霊界を旅することを意味する。その旅は

簡単に見えるかも知れないが、実は戦国時代

の武将と同じように、毎回、死とにらめっこ

することを意味している。


実際に、私の先生が、霊的な旅から戻れなかった。

何の病気もせず、元気盛りの50代にさしかかる男で、

すぐれた霊能者と指導者だった。原因不明の

突然死として記録された。



自分でやっていると錯覚して、背後の霊への

感謝を忘れてしまう。自分が道具を使っていて、

急に道具が勝手な動きを始めたらどうするだろう?

先ず、使えない道具は捨てるだろうと思う。



霊能者の場合は、「霊に捨てられた」という

ことは、死を意味している。霊界から見ると

人間の死は特別のものではない。人間は

何も考えずに虫を殺す感覚と似ているといえる。



霊能者同士の戦いもある。しかも、この

現実の世界での戦いではなく、霊的な

旅を始める時の狙い撃ちということも

ある。道具であることを忘れた大先生が

霊能力を使って、反抗する勇気のあった

人間を襲う。大変な代価を払うことは

わかっているとは思うが、それでも

自尊心を優先にしてしまう人がいる。



襲われた人、霊的な保護がしっかり

していなければ、霊的な旅から戻れなく

なる。この世界では、死んでしまう

結果となる。



これは、地位や霊能力の上下を争う

結果であるが、更にお金が絡んでくると

益々醜い争いの世界がくり広がる。

そして、自分が道具として生かされている

ことを完全に忘れて、無視してしまう。




自分とお客さんを守る意味で、霊的なサービスで

お金をもらうことは避けた方が無難だ。



霊的なものだけに没頭してしまうと、この

地上界の「現実」とかけ離れてしまう。



ところが、我々は生れて持ってきた使命は

この地上界で、できるだけ多くのことを

体験することだ。雲の上に歩み始めたら、

体験できる範囲が非常に狭まって、本人が

成長しなくなるという悲惨な状況に陥ること

ある。



嫌かもしれないが、この世界を体験する

ことは基本的な使命であるので、「普通」

の仕事か、霊能者であったら、「手に職」

をもつことは非常に大事である。手の作業

によって霊能力がさらに開花し、すぐれた

商品を生み出し、周りの人々の生活を支える

結果となる。本人は職能によって周りの

尊敬を得て、周りの世界に癒しの変化を、

商品を通じて、もたらすことができる。

霊能者を目指す人の為の古代から伝えられた

知恵である。



霊能者ならば手を使って、神の創造に

参加しましょう。



結局、人生というのは、ある限られた

目的のためにあるもので、本人は目的を

忘れて、違うことに走ってしまえば、

人生を続ける意味はなくなるので、

死んでもらうことになる。



今は体験の大事な時間を頂いている。

霊界から見れば、いつでも人間の命を

終わらせることは簡単だ。魂はそのまま

生き続けるので、特別に死んでもらっても

何の問題もない。本人は体験すべき内容

は体験できなくなるだけ。



その意味で、人間は自分で生きている

のではなく、生かされている。今日

ちゃんと目が覚めて、新たな一日を

生かしていただいたという意識が

非常に大事である。生かされている

と理解できれば、自然と感謝が湧く。


感謝の気持ちがあれば、感謝が

周りに感染する。感謝があれば

世界が明るくなるし、難しいことが

やり易くなる。そして人生は好転する。


生かされていることに感謝!


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